日本の追跡・監視が中国海軍の遠洋訓練を著しく妨害

日本の追跡・監視が中国海軍の遠洋訓練を著しく妨害。

タグ: 日本 中国海軍 遠洋訓練

発信時間: 2012-10-10 15:33:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

10月4日午後、中国海軍艦艇編隊の艦艇7隻が沖縄県の沖縄本島と宮古島間の公海を太平洋に通過し、遠洋訓練を行ったことに対し、日本側が警戒感を示した。香港メディアはこの度の行動は、中国の潜水艦の第一列島線(九州-台湾-フィリピン-マレーシアを結ぶライン)、更には太平洋での活動を公にしたことを示すものであると見ている。これに対し、海軍情報化委員会の尹卓少将は人民網の取材に対し、「中国の潜水艦が列島線を越えて、訓練を行うことは普通のことであり、遠洋訓練を行う場所は水深の条件によって決まる。また、中国海軍の定期的な遠洋訓練に対し、日本が理性的な態度で対応するよう呼びかける」と述べた。

日本は長年、中国の太平洋での軍事演習に対し、追跡・監視・偵察を行ってきた。中国海軍が定期的な遠洋訓練を行う中、日本側は幾度となく艦艇を派遣して、中国海軍の編隊に近づいている。このような追跡や監視行動は中国の正常な訓練のプロセスを著しく妨害するものである。

日本海上自衛隊のP3C哨戒機は、中国海軍編隊の沖合いでの航海に対し、概ね毎日1、2度の偵察活動を行う。また、日本は中国のあらゆるミサイル実験、ミサイル発射実験に対し、無線通信によるモニタリングを行い、ミサイル発射の頻度などのデータを記録している。これらの行為はいずれも極めて友好的でないものである。国際法に反していなくとも、理性的な行動でないことは明らかだ。「国が公式に演習或いは訓練を行うことを公表した場合、該当地域における他国の軍事活動は制限される。それにもかかわらず、日本の戦闘艦が該当地域を好き勝手に行き来するのは、故意に妨害し、混乱させる行為である。そのため、日本は中日関係の大局を考慮し、自粛するべきであると考える」と尹卓少将は話す。

日本も頻繁に米国と太平洋で演習を行っているが、中国が艦艇を派遣し、近距離で米日の軍事演習に対し追跡・監視・偵察を行ったことはない。偵察する場合でも、距離を保ち、艦艇が中国の領海線付近に近づいたときのみ監視活動を行い、遠くに離れれば追跡はせず、理性ある友好的な行動を取る。尹卓少将は「米国と日本も中国の遠洋訓練に、理性的且つ友好的な態度で対応する求める」との意を示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月10日

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