日本の安倍晋三首相は21~23日の日程で米国を訪問した。現在の中日関係の状況から、中国の政府、国民、メディアは今回の訪問に格別に注目した。多くのメディアが、安倍首相が米国に冷ややかに扱われたことに気づいた。日米首脳の記者会見は早々と終了し、オバマ大統領は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題に関して公開の場で日本に支持を表明せず、米メディアは日米首脳会談を生放送しないなど、安倍首相は何度も「冷遇」された。
安倍首相の冷遇に関して、オバマ大統領が釣魚島問題に関して公開の場で日本に支持を表明しなかったことが主に論じられるが、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長などを務めたマイケル・グリーン氏は25日、オバマ大統領が公開の場では発言しなかったが、安倍首相との密室会談で、釣魚島問題について長時間議論し、安倍首相は米側から期待通りの支持が得られたと述べた。
現在、米戦略国際問題研究所の専門家であるグリーン氏はまた、記者会見で釣魚島問題を際立たせるのは妥当ではないとし、オバマ大統領はこの問題をうまく処理したと指摘。グリーン氏はオバマ政権で要職に就いていないが、この情報源はホワイトハウスの関係者や日本代表団のメンバーであるため、その言葉に注目しないわけにはいかない。