資料写真:2013年2月28日のグラフ:原発からの汚染で福島近海の魚類からの放射性物質は基準の5000倍を超えた。
日本の環境専門家による試算で、福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故による放射能の除染費用が総額で10兆円か、それ以上になることがわかった。
この金額は日本環境放射能除染学会が先日東京で行った会議で発表したもの。この学会の森田昌敏理事長によれば、今後低コストの除染技術を開発しながら、費用の上限について引き続き話し合う必要があるだろうという。
放射能の除染作業には汚染された土壌や廃棄物の輸送、汚染土壌の無毒化、縮小などが含まれる。専門家は、汚染土壌や廃棄物の運搬費用が1立方米あたりおよそ3万円、洗浄や縮小にかかる費用を1トンあたり5万円から10万円と概算している。
日本政府や地方自治体が請け負う除染地域で発生する汚染土壌や廃棄物を4500万立方米から6000万立方米とすると、これにかかる輸送や処理にかかる費用はおよそ10兆円になると見込まれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年3月14日