欧州に配備する核爆弾の破壊力を強化する他に、米国は一部の核爆弾発射装置に大幅な改良を行う。F-35はF-16と共に、B61核爆弾の発射機となる。F-35は2発のB61-12を内蔵できる。アナリストは、「米国はB-61の改良により、F-35の欧州・アジアにおける販売を促せる」と指摘した。日本、韓国、オーストラリアなど核のハードルを越えていない国家にとって、核兵器を搭載できるF-35戦闘機は非常に魅力的だ。
米シンクタンクの一つである米国科学者連盟(FAS)は、「B61がアジアに出現するならば、主に日本などの基地に配備されるだろう」と指摘した。
FASは、「米国による海外戦術核兵器の『東進』(現在の西欧からアジアへの移転)は、必然的な流れだ」とした。これは欧州各国が国内に存在する米国の核兵器に反発を強めており、またオバマ政権が戦略の重点をアジア太平洋に置くという決定に合致するためだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月30日