麻生氏の「失言」 右翼の化けの皮を剥がす

麻生氏の「失言」 右翼の化けの皮を剥がす。 日本の右翼の本質を知らない人にとって、麻生氏というおしゃべりな人間が、本音をポロリと漏らしてしまったことには感謝するべきだ。戦後すでに70年弱が経つが、麻生氏の今回の発言からは、軍国主義・ファシズムの魂が依然として生きていることが分かる…

タグ: 麻生 ナチス 右翼 改憲

発信時間: 2013-08-01 10:45:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

麻生太郎副総理兼財務相はこのほど再び、日本は第二次世界大戦勃発前のドイツのナチス政府のやり方にならい、誰も気づかないうちに知らぬ間に改憲するべきだと妄言を吐き、改憲問題の化けの皮を剥がした。

麻生氏の今回の「ナチスの改憲にならえ」という発言が暴露しているのは、立法の手続きを変更することで、戦後日本の動向を変えようという日本右翼勢力の目論みだ。麻生氏、ひいては安倍内閣の政策目標と同じだと言える。

戦争中の日本の従軍慰安婦を認めた河野談話の変更を試み、侵略の定義は定まっていないと発言し、多くの閣僚による靖国神社参拝を放任し、中国と朝鮮の「脅威」を誇張し、自衛隊の規制を取り消そうとする「防衛計画の大綱」の中間報告を発表し、さらにはフィリピンに10隻の巡視船を提供した。安倍内閣の歴史否定、軍拡、戦後の国際秩序への挑戦は明らかに示されており、国際社会、特に中韓などの隣国の関心と反発を引き起こしている。

安倍内閣は国内で平和憲法の改正を進め、対外的にも活動を強化しており、日本を「正常な国」にすると称している。その実質は、思想面で右翼的な流れを固定化し、行動面で軍事化に向けた地ならしをし、外交面で他国と結託し、地域の安全を脅かそうとするものだ。

自民党が参議院選挙で勝利を収めてからわずか1週間で、麻生氏は待ち切れないとばかりに態度をあらわにした。ここからはいわゆる「牽制」を振りほどいた日本の内閣が、対外関係の処理においてより勝手気ままな振る舞いをすることが、容易に想像できる。

皮肉にも、日本はこの時期に飯島勲内閣官房参与、斎木昭隆外務事務次官を中国に派遣し、最低限の雰囲気も形成されていない中で「中日首脳会談について協議を進めた」と称した。安倍晋三首相も発言を繰り返し、隣国と「親睦」を深めようとする姿勢を見せた。このような芝居は、自分と他者を欺き、国際社会を愚弄する意図を示している。

麻生氏を含む日本の権力者たちの政策理念が、ナチスとこれほど合致している以上、当時のヒトラーが人の目を欺きながらワイマール憲法を変えたことを想起せざるを得ない。ヒトラーが主導した改憲は、ファシズムの独裁に法的基礎を提供し、最終的に世界を人類の歴史上最も悲惨な戦争の深淵に陥れた。

日本の右翼の本質を知らない人にとって、麻生氏というおしゃべりな人間が、本音をポロリと漏らしてしまったことには感謝するべきだ。戦後すでに70年弱が経つが、麻生氏の今回の発言からは、軍国主義・ファシズムの魂が依然として生きていることが分かり、世界の人々に警戒を促した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月1日

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