テーマ:“冬天:能穿多少穿多少”(冬、できるだけ厚着する)。夏天:“能穿多少穿多少”(夏、できるだけ薄着する)。”
問:これはどういう意味を表現したいのですか。
これは最近ネットで人気を集めている「漢語8級試験問題」の問題の1つ。外国人を惑わせるこうした問題が試験用紙の至る所に見られる。外国語4、6級試験やトーフルなどに“苦しめられてきた”中国人学生は、「ハマる!」「中国語はなんて不思議なんだ!」「外国人もここまで来たか!」といった声を上げている。
真と偽
今ネット上で話題の「漢語8級試験問題」は、正誤判断、選択、読解、作文の4部構成で、回答者を惑わせる的外れな問題がたくさん散りばめられている。
例えば、“真”と“偽”という2文字で外国人を混乱させる問題だ。“你的牙真好看!”(きれいな歯だね!)“哦,那是假的。”(あ、これ偽物だよ。)“啊,真的假的?”(え、本当?)“真的。”(本当。)問:“牙是真的还是假?”(歯は本物でしょうか、偽物でしょうか。)
まさに「外国人にとっては難題ね」とあるネットユーザーがつぶやいている通りだ。しかし、この類の“悪ふざけの”問題は、新漢語水平考試(以下HSKとする)のような格式高い試験には出題されないだろう。HSKの読解問題の一部を見てみよう。
“是不是有人不做梦呢?绝大部分科学家[ ]所有人都会做梦。”
(夢を見ない人はいるだろうか。すべての人が夢を見る、とほとんどの科学者が[ ]。)
A.“相信”(信じている)。 B.“理解”(理解している)。
C.“确定”(確定している)。 D.“反应”(反応している)。
国家漢語国際推広領導小組弁公室が監修する新HSKは、計6段階で、150~5000以上の中国語の語彙数が求められる。問題形式は1級と2級が聴解と読解の2部構成で、3級以下は聴解、読解、作文の3部構成になっている。HSKは「試験と教育を結び付けること」を原則としており、設問と国際漢語教育の現状、使用教材をしっかりと結びつけ、「試験によって教育を促す」、「試験によって学習を促す」という目標を掲げている。
難と易