「漢語8級試験問題」がネットで大人気 中国人も頭を悩ます難しさ

「漢語8級試験問題」がネットで大人気 中国人も頭を悩ます難しさ。

タグ: HSK 新漢語水平考試 

発信時間: 2013-08-05 16:26:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

難と易

ある日本人学生がこう言った。「私1度で漢語試験の4級に合格したの、すごくない?でも次の5級と6級が外国人学生にとってとても難しいの。聴解と作文は特に難しい。私は聴解力が弱くて、中国語は1文字1文字に声調があるからときどき混乱するわ。」確かに中国語の声調は多くの外国人学生にとって難しい点だ。同じ音でも声調が異なれば字が変わってくる。2つ以上の発音をもつ字もあり、もしHSKの聴解問題に出題されれば、外国人学生が頭を悩ませるのは間違いない。

ある友人が微博(ミニブログ)でHSK6級の読解問題を見つけ私に見せてきた。「全聚徳」の歴史を紹介するもので、“全而無缺、聚而不散、仁徳至上”(完全無欠、集まり散らず、仁徳至上)のたった12文字で全聚徳の百年来の経営理念が説明されていた。たとえ中国人でも一瞬考え込んでしまうような内容だ。

特に気なったのが、HSK6級の読解問題第1部の誤文選択だ。計10題あり、問題1つにつき文が4つ並べられ、その中から誤文を1つ選ぶというもの。大学生の韓勝凱さんが恥ずかしそうにこう振り返る。「以前はHSKの問題なんて中国人であれば朝飯前だと思っていた。でもHSK6級の試験に参加するというある米国人学生に誤文を見せられたとき、20分見てもどこに誤りがあるのか見つからず冷や汗をかいたことがある。思い出すだけでも恥ずかしい・・・。」

HSKは一部の中国人が言うような簡単な試験ではない。それが中国語学習暦の短い外国人ならなおのことだ。ことばは人と人とがコミュニケーションを図る上でのツールであり、言語習得は試験目的ではない。書物に限らず、生活の中からも吸収していくことが大切で、“高得点だが役立たず”といった状況は避けたいものだ。

痛と楽

 

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