日増しに強まるエネルギー需給関係により日米豪はより緊密になり、太平洋エネルギー輸送ルートに対する中国海軍の「脅威」警戒に力を入れ、中国海軍が第一、第二列島線を突破し、太平洋のダークブルー海域に入るのを阻止する可能性がある。日米両国は釣魚島およびその周辺海域を中国海軍が太平洋に入る戦略的要所とし、その中国牽制の立場を明確にし、中国の権利を守る正当行為により大きな圧力をかけてくるに違いない。しかし高まるエネルギー需要を満足させるために中国も米豪とエネルギー協力をしなければならない。太平洋エネルギー輸送ルートは中日米豪など共同の海上輸送ルートで、中国は太平洋エネルギー輸送ルートの安全の「挑戦者」ではなく、「擁護者」であることを日本は認識する必要がある。(中国社会科学院日本研究所研究員 馮 昭奎)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月14日