中日の春暁ガス田を巡る争い、エネルギー局元局長が経験を語る②日本の政治家への懸念

中日の春暁ガス田を巡る争い、エネルギー局元局長が経験を語る②日本の政治家への懸念。

タグ: 春暁ガス田 張国宝 中川昭一 

発信時間: 2013-06-04 15:47:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中日の春暁ガス田を巡る争い、エネルギー局元局長が経験を語る①通産大臣の無礼な外交流儀

 

会談はこのようなムードのまま終了した。会場のドアが開くと、中川氏が連れてきた日本の60数人の記者がどっと押し寄せ、中国国家発展改革委員会エネルギー局の徐錠明局長(当時)が私をかばい、撮影機材にぶつかった。中川氏はすぐさま別の部屋で、日本メディアの記者会見を開き、中国政府の東中国海問題について抗議を行ったと述べた。中川氏は記者会見後に帰国し、APECエネルギー大臣会合には出席しなかった。中川氏の今回の目的は政治ショーであり、日本国民に強硬姿勢を示し、自らの政治資本を勝ち取るためのものだった。

これは私が初めて身をもって体験した、日本右翼政治家のやり方だ。外見から言葉遣いに到るまで、日本という世界で影響力を持つ大国に、このような政治家がいることに驚かされた。中川氏は私に不快な印象を残した。乱暴で外交マナーを知らず、政治資本を得ることばかりに熱中し、私が日本で学習していた際に出会った数多くの礼儀正しい日本人のイメージからはかけ離れていた。私は日本にこのような政治家が現れたことを懸念している。

上述した接触があったため、私は中川氏の動向に注目していた。まさか彼がさらに出世し、自民党政調会長に就任し、日本を代表しG7の会議に出席するとは思わなかったが、その後スキャンダルが生じた。まずは昼に酒を飲み、真っ赤な顔で午後のG7記者会見に出席し、しどろもどろになり、世界各国の物笑いになった。日本国内の世論も、無様な中川氏は日本人の恥さらしだとし、一斉に非難した。その後さらに、中川氏が自宅で急死し、アルコールが原因と疑われた。このような素養の人間が日本の政界で高い地位を占めるとは、日本の政治環境に対して懸念を禁じ得ない。(張国宝:全国政治協商会議経済委員会副主任、国家エネルギー委員会専門家諮問委員会主任、国家エネルギー局元局長)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月4日

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