今年の元旦、私は英大手紙デイリー・テレグラフへの寄稿で、日本の安倍首相による靖国神社参拝という誤った行為を痛烈に非難したうえ、日本軍国主義を小説『ハリー・ポッター』のヴォルデモートに喩えた。(文:劉暁明・駐英国中国大使)
デイリー・テレグラフは紙幅制限を取り払って全文を掲載したうえ、わざわざ第一面に誘導的論説を掲載した。英国や他国のメディアも相次いで論説を掲載し「中国の外交官は異例の生々しい表現を用いて、かつてない世論攻勢を仕掛けた」と指摘した。英BBCのテレビとラジオ、英ITVが次々と私にインタビューを行った。彼らの最初の質問は往々にして「日本軍国主義をヴォルデモートに喩えるのはなぜか?」だった。
日本軍国主義をヴォルデモートに喩えるのは適切か?両者はイコールで結べるか?よく考えた結果、確かに大きな共通点が3つあることに気づいた。