そこで私は寄稿の冒頭で「小説『ハリー・ポッター』でヴォルデモートは自らの魂を分割して7つの分霊箱に隠した。ヴォルデモートを消滅させる唯一の方法は7つの分霊箱全てを破壊することだ。日本軍国主義をヴォルデモートに喩えるなら、靖国神社は間違いなく、この国の魂の最も暗黒な部分を隠す分霊箱だ」と書いたのだ。
ある英国の読者はこの比喩について「適切で分かりやすく、中国の立場を鮮明に示している」と指摘した。英国のテレビ局、ラジオ局のキャスターや記者も、日本軍国主義をヴォルデモートに喩えるのは生き生きとして、イメージを喚起し、浸透力があると指摘した。
国際社会に広める過程で、われわれ自身が使い慣れた概念と表現を用いて、翻訳だけしてそのまま海外に持ち込むのと、「ローカライズ」した表現を用いるのと、どちらがより多くの共鳴を呼ぶか?答えは当然後者だ。中国の声をしっかりと広めるには、たゆまぬ探求が必要だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月12日