第1に、日本軍国主義とヴォルデモートは共に暗黒と邪悪を代表しており、途方もない罪を犯した。『ハリー・ポッター』で、ヴォルデモートは最大の闇の魔法使いであり、「闇の帝王」とも呼ばれ、人々はその名を聞いただけで顔色を変え、その統治時代は破壊に象徴された。日本軍国主義は歴史上、アジア各国に甚大な災禍をもたらし、書き尽くせぬほどの罪を犯した。
第2に、両者ともに亡霊が消え失せず、姿を変えて復活する。日本軍国主義は第2次大戦で致命的打撃を受けたが、いまだに徹底的に清算されていない。今日、第2次大戦のA級戦犯を祀っている靖国神社は軍国主義の招魂社であり、誤った歴史観を喧伝している。日本政治は右傾化を加速し、軍国主義が復活の勢いにある。同様に、ヴォルデモートは一度肉体を破壊されたが、霊魂を隠す分霊箱のおかげで息を吹き返し、捲土重来を果たした。
第3に、両者ともに寛大に扱い、黙認するわけにはいかず、悪を徹底的に取り除く必要がある。ヴォルデモートは最終的に正義の力により完全に滅び去り、魔法界は平和を取り戻した。だが今日のアジアで日本軍国主義は再び安定と安全を揺るがす源となりつつある。中国は国際社会と共に行動して、復活の芽のうちにを悪を取り除き、形になる前に禍根を取り除く必要がある。これは道にかなうがゆえに味方の多い勢力と、道に背くがゆえに味方の少ない勢力との正義の闘争だ。
日本軍国主義は現実の存在で、ヴォルデモートは文学作品中の虚構の人物だが、両者はそっくりであり、異なる点は別にない。