――米国の釣魚島問題における立場をどう見ているか?
ハーナー氏:米国はこれまで中立的な立場を維持してきたが、今や米国の政策は日本に対する支持を強めている。これは米国の利益に合致しない。米日同盟がなければ、日本は中米両国の間でより中立的な立場を求め、誠意を持って中国と交渉したがる可能性がある。
ヒュー・ホワイト前オーストラリア国防省副次官は先ほど上梓した『中国の選択』の中で、米国は平等を基礎とし中国と権力を分け合うべきだと主張した。いかにアジア太平洋の新しい秩序を構築するかという問題にとって、これは非常に良い発想だ。米国は今後より理性的に現実を見据え、同地域における真の利益を選択するべきだ。また政治面で高い名声を持つ人が立ち上がり、米国の政策の変化を促すことに期待したい。ニクソンやキッシンジャーは当時、大きな変化をもたらした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月20日