日本軍の中国での暴行は人々の憤りを招くもので、南京大虐殺では市民のほぼ全員が殺された。これは第二次世界大戦中のドイツやイタリアの戦場でも起きなかったことだ。中国は当時弱かったため、中国の作戦と苦しみを戦後の欧米で十分に宣伝できず、その後も歴史家の重視を受けられなかった。中国が強くなるにつれ、この分の修正は必要になる。
中国は特別な貢献を成し遂げ大きな犠牲を強いられた第二次世界大戦の参戦国であり、戦勝国の一つである。世界がこれに深い印象を持てば、第二次世界大戦の歴史の復元はより完璧に近づくだろう。これは抗戦中の中国の無数の犠牲者に対する追悼であり、中国がかつて苦しめられた分の特殊な補償でもある。
中国という戦場に対する世界の認識が新たな水準に達してこそ、日本は歴史否定をかつてないほどタブー視する。日本が繰り返している歴史問題での挑発も、戦略的な引き潮を迎えるのだ。
二つの記念日の制定は、中国の国際的な地位が近年になり向上した結果だけではなく、終戦時にすでにその基礎が築かれていた。中国社会は力を注ぎ、一刻も早くこの二つの記念日を世界で最も知名度が高く、最も広範な活動にしなければならない。中国はその実力をすでに持っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月28日