安倍首相のシンクタンクが集団的自衛権の解禁に関する報告書を提出すると、安倍首相は集団的自衛権の解禁の道でさらに足取りを早めた。安倍首相は待ち切れないとばかりに、集団的自衛権の解禁の日程表を作成した。香港・中評社が伝えた。
共同通信社は6月12日、「日本政府の消息筋によると、憲法解釈見直しによる集団的自衛権の解禁の問題を巡り、11日に政府内部で、安倍首相と公明党の山口那津男代表が20日に党首会談を開くという案が提出された」と伝えた。これは慎重な態度を示す公明党に譲歩を迫り、党首間の合意に達することを目的としている。政府と自民党は、閣議決定の文書に、憲法解釈見直しを明記することを目指している。
安倍首相の改憲、集団的自衛権の解禁の過程には、日本国内の抵抗が存在する。安倍首相のシンクタンクが集団的自衛権の解禁に関する報告書を提出する前後に、国内では大規模な抗議活動が複数回実施された。東京の人々は首相官邸を包囲し、安倍首相の改憲、集団的自衛権の解禁に抗議した。
国民の強い反発を受け、安倍首相も集団的自衛権の解禁が大きな圧力に直面していることを認めた。しかし国民の抗議には力強いリーダーが不在で、安倍政権に民意の圧力をかけ続けることは難しい。国民の抗議は、安倍首相の改憲の決意に対して、実質的な影響を及ぼしていない。国民の抗議の声は弱まっており、安倍首相も力を取り戻し始め、集団的自衛権の解禁を再加速した。