中国社会科学院日本研究所と吉林省公文書館が共同で主催した「吉林省公文書館所蔵の日本侵略資料に関する国際学術シンポジウム」がこのほど、社会科学院の学術報告ホールで開催された。シンポジウムには、中国、ロシア、オーストリア、韓国、日本など世界の50を超える国・地域から専門家が出席した。
シンポジウムでは、日本から唯一参加した著名な政治評論家である本澤二郎氏の発言に注目が集まった。同氏は「安倍晋三の誤った歴史認識」と題して、次のように発言した。
―安倍晋三は祖父のA級戦犯である岸信介の影響を受け、誤った歴史観に固執し、過去を美化している。その結果、戦争を正当化し、侵略戦争を認めようとしない。靖国神社参拝を右翼行動の重要儀式と位置づけ、従軍慰安婦問題についてもあいまいな態度を続けている―
同氏はその後、記者の取材に対して次のような見解を示した。