合従連衡が加速 先が見通せない中日韓FTA交渉

合従連衡が加速 先が見通せない中日韓FTA交渉。

タグ: 中日韓FTA交渉

発信時間: 2014-09-27 14:30:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

北京市南部の大興区のあるホテルで、中国・韓国FTAの第13回交渉が鳴り物入りで進められている。交渉に臨む双方は「スピードのために質を犠牲にしない」と繰り返し述べ、より大きな主導権を握ろうとしているが、どちらも年末という大きな区切りまでに双方の技術チームに残された時間はそれほどないことを理解している。中国新聞社が伝えた。

習近平国家主席の今年7月の韓国訪問における重要な成果の一つは、双方の首脳が中韓FTA交渉の年内妥結に向けて努力すると約束したことだ。新しい時代の中韓関係の新たな動向や中韓関係を取り巻く要因の複雑化を踏まえ、外部はこの約束に込められた真意を読みとっている。大きな区切りを設定することは、現在の中韓両国にとって最大の「政治的任務」だといえる。

グローバル経済の重心が東に移行することを大きな背景として、中韓FTAの構築が差し迫っていることは言うまでもない。自由貿易圏が構築されれば、両国の産業構造の最適化に有利であり、地域内の産業の分業レベルと資源配置の効率の引き上げを徐々に推進することになる。さらには両国の経済貿易協力のバージョンアップにもつながる。だが公式文書で滅多に触れられることのない、特に重要な背景がある。それは中韓FTAの建設は中日韓FTAの建設にプラスになり、さらには東アジアやアジア・太平洋地域全体の経済一体化の発展を推進するということだ。

周知の通り、中国市場をめぐる日本と韓国の競争は日に日に激しさを増している。ここ数年、日本政府の右傾化の高まりにともない、中日の政治関係は急速に冷え込んでいる。このような状況下で、日本の経済界は韓国に大きく遅れを取ることを懸念している。このことは、2年前に中韓FTA交渉のスタートを宣言した時に、日本の国内世論が大騒ぎになったことの原因と考えられる。日本政府は重圧に迫られて軌道修正を迫られ、この年の終わり頃に中韓とのFTA交渉をスタートした。

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