高官は、「一部の言い回しについては、それぞれ異なる解釈があるはずだ。日本の立場は、この4つの原則的共通認識の『歴史を正視し未来を見据える精神に則り両国関係の政治的障害を克服することで若干の合意を見た』で示されている通りだ。当然ながら、存在する不一致や意見に対して完全に一致する観点を形成することはできない。この認識を踏まえた上で、着実な対話と議論により、互いに尊重し、理解を深める必要がある。日本はこれを重視しており、その基礎となるのが4つの原則的共通認識だ。現在存在するさまざまな課題を解消するため、対話を深化し、信頼関係を構築するべきだ。日本が重視しているのは、双方に食い違いがあることを認めながら、これを解消するため共に努力することだ」と話した。
高官は、4つの原則的共通認識の形成の過程に関する中国人記者からの質問に対して、両国の事務機関の文書が発表される前に、安倍首相が自ら目を通し了承したことをほのめかした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月16日