日本のウォシュレット、中国製品の最終目標にあらず

日本のウォシュレット、中国製品の最終目標にあらず。

タグ: ウォシュレット 中国 製造業

発信時間: 2015-02-26 14:30:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本メディアは、中国人客の春節(旧正月)連休中の日本における消費額が、人民元換算で60億元に達したと計算した。そのうち、買い物の金額だけでも30億元に達する。特にウォシュレットに関しては、品切れ状態に陥ったという。「環球時報」が伝えた。

内需が疲弊しているにも関わらず、中国人は日本に行き買い占めを行っている。これは中国人、そして中国製品にとって光栄なことではない。日本のウォシュレットが好評を博しているのは、偶然のことではない。その人に優しい理念、スマート化、行き届いた配慮は、いずれも高い水準に達している。消費者がお金を出して購入していることは、その確かな裏付けとなっている。多くの面において、中国製品と日本製品の間には、客観的な差が存在している。この差は中国製品の原動力であり、潜在力でもある。

しかしウォシュレットが日本製品を代表するようになったことも、日本製品にとって光栄とは言えない。世界の家電の覇者が、ウォシュレットや炊飯器の売り手になったことは、「零落」と言わざるを得ない。中国製家電の台頭は、日本製品の「伝統的な縄張り」を狭めた。日本人はこれを痛感している。

中国製品が人々の予想を大きく上回る成績を獲得したのは、一部の中国人が中国製品を卑下し、海外の同業者との熾烈な競争の中で活路を見出したためだといえる。この過程には、賞賛に値する多くの物語がある。これを踏まえた上で、我々は中国製品の未来をより強く信じるべきだ。

しかし何はともあれ、日本製のウォシュレットを中国製品の目標にするべきではない。中国企業が日本製のウォシュレットを模倣すれば、それは誠に恥ずべきことだ。中国製品はより大きな野心を抱き、他人が切り開いた道を利用して成功するのではなく、別の道を切り開く革新力をつけるべきだ。

グローバル化された競争は非情だ。すべての民族・国はそれぞれの天賦の才・努力・チャンスにより、競争・協力・排斥・衝突を通じ、徐々に自分の立ち位置を見出すものだ。我々は中国の最後の立ち位置が、誇らしいものになることを願う。日本も単なるウォシュレットの生産強国に満足することはない。中国製品と日本製品の前向きな競争は、両国に対する有力な鞭撻である。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月26日

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