日韓による「アジア版NATO」、実現なるか?

日韓による「アジア版NATO」、実現なるか?。 中米ロという三角形の駆け引きにおいて、日本は断固たる姿勢で米国側に立っている。特に米国が中国をけん制するアジア太平洋リバランス戦略において、日本は米国の代わりに表舞台に立つ反中急先鋒だ…

タグ: GSOMIA 秘密 軍事 情報 トランプ

発信時間: 2016-11-15 16:07:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

約4年間の協議を経て、日韓両国は軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結でほぼ合意に達している。両国は年内締結で、秘密軍事情報を共有することを目指している。

韓国はこれまで、米国や英国と協定を締結している。韓国と日本のこの協定は2012年6月に署名されるはずだったが、韓国国内の反日ブームの影響により4年延期された。

これは韓国と日本が戦後初めて結ぶ軍事協定であり、極めて深い影響を及ぼす。

同協定は現時点では、朝鮮の限りある軍事情報の交換のみに限られているが、象徴的な意味合いが強い。これは日韓両国の政治・軍事関係の深化と、米日韓政治・軍事同盟の正式な形成を意味する。米国が目指す「アジア版NATO」が現実化する。

「アジア版NATO」は朝鮮の情報入手・交換のみに限られず、さらに中国とロシアを含む。これは冷戦色が強く、地政学の現実的なリスクをはらむ。

米国はウクライナの地政学的危機と中東・シリアの内戦において、ロシアと事実上の新たな冷戦を展開した。オバマ時代の中米2強も、アジア太平洋で激しい駆け引きを展開した。

中米ロという三角形の駆け引きにおいて、日本は断固たる姿勢で米国側に立っている。特に米国が中国をけん制するアジア太平洋リバランス戦略において、日本は米国の代わりに表舞台に立つ反中急先鋒だ。

オバマ大統領がアジア太平洋リバランス戦略を実施した数年内に、韓国は中米間でバランスの取れた戦略的姿勢を示していた。安保面では米国に依存しつつ、中国と緊密な経済貿易関係を維持する。安倍首相の間違った歴史観により、韓国は日韓両国の軍事情報保護協定の交渉を中断したばかりか、中国と協力し抗日する局面を形成した。朴槿恵大統領も中韓両国を蜜月期に入らせた。

しかし朝鮮の核危機が発生し、韓国は最終的に米国側についた。THAADの韓国配備による影響で、中韓関係が低迷を迎えた。

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