日本の「外国人研修生」は、日本が1993年に設立した「外国人技能実習制度」に基づいている。研修生は、日本での研修を終えた後、企業と契約を結び、労働しながら技術を学習できるという。
だが事実は、そんなめでたいものとはほど遠い。日本にやって来た外国人研修生は実際のところ、廉価な労働力と変わりない。日本にいる間、研修生の多くは、特殊技能などを学ぶことはできない。通常は建設業や金属成形加工業、食品加工業などで、ローエンドの労働集約型の作業に従事し、日本人によって敬遠される「3K労働」を担っている。2015年、研修生の名目で日本にやって来た外国人は19万2千人にのぼった。
また研修生が仕事中、不当な待遇を受けたり、労災事故が頻発したり、過度の残業で「過労死」したりする状况も現れている。