日本では最近、在日中国人のかかわる刑事事件が何件も発生している。殺人や行方不明、暴力事件なども含まれ、社会の関心を呼んでいる。中国駐日本大使館は、在日華人に対し、安全・危機管理意識を強化し、自己防衛能力を高めるよう、繰り返し呼びかけている。
【死亡事件も 中国人が日本で事件に巻き込まれるケースが多発】
今年7月14日、日本の警察当局は、同13日夜に神奈川県の山林で発見された2体の遺体が、行方不明の報告がなされていた中国籍姉妹のものであることを確認した。この姉妹はいずれも福建省出身だった。姉妹殺害の容疑者は30代の日本人既婚男性で、姉のアルバイト先で姉と知り合い、2人には感情と金銭のトラブルがあったという。この男はすでに、日本の警察に身柄を拘束されている。
8月27日には、日本の漁民が、北海道釧路市の海辺で女性の溺死体を発見した。この遺体はその後、日本に旅行に行って7月23日に失踪した女性教師の危秋潔さんのものであることがわかった。危さんは一人で日本に旅行に出かけ、7月22日に札幌の旅館を出た後、行方不明となっていた。宿泊した旅館に家族に宛てた手紙が残されており、警察は、自殺の可能性もあると見て調べている。
このほか8月29日には、日本の静岡県警が、同県富士宮市北山で、湖北省黄岡市からの留学生の馮如●(亦の下に廾)さんの遺体を発見した。馮さんの母の蔡さんによると、8月10日に息子とビデオチャットをした後、14日から連絡が取れなくなっていた。現在、静岡県警が遺体を解剖し、死因を調べている。