日本新華僑報の蒋豊編集長は「これは安倍首相が衆院選勝利後に迎えた初の重大外交活動であり、日米関係及び安倍政権の寿命に影響を及ぼす。日本はトランプ大統領の接待に向け全力で準備中だ。オバマ前大統領が訪日中、釣魚島が安保条約第5条の適用範囲内にあると発言し、日本にとって大成功となった。今回トランプ大統領に、日米軍事同盟の強化を求めることは間違いない」と指摘した。
韓国の青瓦台(大統領官邸)も、トランプ大統領を迎えるため奔走している。米大統領が韓国を国賓訪問するのは25年ぶりで、韓国はトランプ大統領を最大限に厚遇しようとしている。しかし日本と比べると、韓国は議題の面で大きな課題を抱えている。
ソウル経済新聞は「トランプ大統領の訪問が近づくなか、韓米首脳会談がどのような情報を出すかが注目されている。特に朝鮮は最近、核活動を続けており、最大の議題になる可能性がある。また有事の際の韓国軍への作戦指揮権の返還、在韓米軍の防衛費の分担、韓米自由貿易協定の改定といった敏感な問題は、避けることのできない壁だ。大統領選で、トランプ大統領はこれらの問題に言及していた」と伝えた。
世界日報紙は「韓国の11月の外交日程のうち、トランプ大統領の国賓訪問が最も重要だ。韓国は念入りに準備を整えているが、大胆発言をするトランプ大統領が朝鮮に向けどのような情報を伝えるかは、誰にも想像できない。トランプ大統領は自ら朝鮮を激しく罵ったことがある」と報じた
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月31日