伊藤詩織:突き当たったのは日本の「ブラックボックス」だった

伊藤詩織:突き当たったのは日本の「ブラックボックス」だった。日本で明らかになっている性的暴行事件は氷山の一角にすぎない。多くの女性が、羞恥心や恐怖、目に見えない社会的な束縛から声を上げられずにいる。だが一人の女性が勇敢にも立ち上がった…

タグ:暴行事件 暴行事件 被害 権利

発信時間:2018-01-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


「Me Too」


 米国で始まったセクハラや性的暴行を告発する女性の運動「Me Too」(私も)が盛り上がっていることから、伊藤の事件も欧米メディアの注目を受け、伊藤は、性的暴行と戦う日本の代表的な人物として『ニューヨーク・タイムズ』にも取り上げられた。


 「Me Too」運動は伊藤に勇気を与えた。伊藤は、「性暴力を話し合うことのできる社会環境」を作りたいと考えており、「Me Too」運動はこの目標の実現のために人々を団結させるものとなると期待している。


 「(声を上げて権利を守ろうとした)当初、日本が私に与えた印象は、勇気を出して性暴力を訴えた人は逆に責められるか、普通の男女問題として単純に処理されてしまうというものだった。でもこれは暴力問題だ。個人の問題でもなく、社会全体の問題としてとらえなければならない」


 日本警察庁の発表した統計データによると、2016年に日本の警察が認定した強姦事件はわずか989件。だが専門家によると、この年間わずか1千件の性犯罪事件は氷山の一角にすぎない。


 2017年、日本は刑法を改正し、性犯罪に対する懲罰を強化した。伊藤は、法律を変えるだけでなく、日本では、性的暴行事件に対する立案方式や、性的暴行の被害者に対する社会全体の寛容度なども改善される必要があると考えている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月21日

<  1  2  3  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで