(三)「水産資源の保護」を名義とする捕殺。日本の捕鯨者は、鯨は食べる量が多く、人間の食料を奪い、生態バランスを乱す恐れがあると称している。国際捕鯨委員会の研究によると、鯨の多くは北極や南極のような人類がめったに足を踏み入れない場所で捕食しており、かつ食料のほとんどが小型プランクトンや網では捕獲できない海洋生物となっている。鯨の捕食範囲のうち、人類の漁業と重なる部分は約1%のみ。
(四)「文化」や「伝統」を名義とし、商業的な利益を隠す。一部の日本人は伝統文化を旗印とし、日本の捕鯨活動を弁護することがよくある。AFP通信は報道の中で、「捕殺された鯨は最終的に日本人の食卓に上がる。これはとっくの昔に秘密でも何でもなくなっている」と皮肉った。
日本の南極における捕鯨は国際条約と世界の正義を無視し、商業的利益のため国際社会の反対を顧みない、調査を名義とする野蛮な行為だ。
南極の悲劇を毎年上演させるわけにはいかない。国際社会は手をつなぎ、日本のこの傍若無人な捕殺を批判・制止しするべきだ。沈黙は多くの野生動物を商業的利益の犠牲品にさせるだけだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月4日