言語は日常の交流に欠かせないものだが、言語以外から受け取る情報も多く、ジェスチャーや表情、ボディランゲージ、語気などは言語そのものより豊富な意味を含んでいる。例えば、絵文字によくある「寄り目」や「笑顔」は非常に重要な言語以外の手がかりであり、その言葉の意味を理解しやすくする。絵文字はデジタル通信においてジェスチャー、ボディランゲージ、語気に近い役割を果たしている。
友人に「転んで頭を食器棚にぶつけた」というメッセージを送った場合、その友人は同情すべきか、笑うべきかわからない可能性がある。しかし、語尾に「悲しい」表情をつければ、言語以外の方法で「痛い」ことを伝えられる。「泣き笑い」の表情であれば、自嘲の意味を伝えることができる。
デジタル時代、絵文字は新型のコミュニケーション方法に合ったものとなっている。ストレートで単調な文につけることで細かい感情を伝え、自分を表現することができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月20日