日本で、定年退職した夫婦が95歳まで生きるとすれば、どれだけの老後資金が必要か。日本の金融庁は最新の報告書で、「2000万円(約128万元)」だとした。
日本の介護体制は比較的整っているが、この数字は社会各界で騒然となった。しかし先週、この情報は副首相で財務大臣の麻生太郎氏に反駁された。
日本メディアによると、先週の閣議後、麻生氏はメディアに対し、「世間に著しい不安と誤解を与えた。政府の年金政策面の一貫した政策立場に反する」とし、政府は正式な報告書として受け取らないと表明した。
同報告書は現在60歳以上の日本人の25%が95歳まで生きると想定し、日本社会は資産管理と運営関連の金融サービスをどのように合理的に進めるべきかを推算、分析したもの。
報告書は、男性65歳以上、女性60歳以上の定年退職した夫婦を例に挙げ、年金だけで生活した場合、毎月5万円(約3200元)の赤字が出ると試算した。20年生きれば1300万円(約83万元)、30年で2000万円(約128万円)不足することになる。そのため、報告は在職中に長期投資を開始し、定年退職時に所有している金融資産で老後資金を補うことをアドバイスした。
同報告書は日本の高齢者世帯の平均所得と支出をもとにまとめたもの。