自分に挑戦し続ける姿 
~ゴールデンマイクアウォード受賞キャスター・王小燕~

自分に挑戦し続ける姿 
~ゴールデンマイクアウォード受賞キャスター・王小燕~。 今日もラジオから聴こえる声・・・。日本のリスナーに向けて“今の中国”を紹介する彼女は同時通訳としての顔も持ち合わせている。様々なイベントで通訳として忙しく立ち働く彼女は自らの行動を通して中日交流を推し進める夢に向かって頑張っている…

タグ: 同時通訳,王小燕

発信時間: 2017-03-22 15:56:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


“平和の花” 紫金草(しきんそう)物語

彼女の通訳人生の中で最も印象に残るエピソードがある。以前、放送局で一緒に働いていた日本人スタッフ坂東弘美は、父親が戦争中に中国へ出兵していたため、自分の父親世代が戦争に関わったという罪の意識をどこかで感じていた。自分たちの世代は歴史を忘れず、平和な時代を築いていく責任があると常に考えていた。坂東を通じて彼女が知ったのが、紫金草の花にまつわるエピソードである。

戦争中、日本軍の衛生材料廠の責任者だった山口誠太郎という日本人が、荒廃した南京の紫金山周辺に咲く花の種を日本へ持ち帰ったことからすべてが始まる。この花は中国で“二月蘭(アー・ユエ・ラン)”と呼ばれる花で、日本でも“ムラサキハナダイコン”の名前で知られる紫の可憐な花をつける菜の花の一種である。自らが戦争に関わったことへの後悔、そして戦争で奪われた尊い命を追悼し、山口は南京の紫金山にちなんで「紫金草」と名付け、花の種を日本に持ち帰り、このエピソードに共感した多くの人々とともに、日本全国で平和の花として育て、見事な花を咲かせたのである。

今でも彼の意思を継いだご家族や仲間が、花に託された思いを伝える活動を全国に広めている。このエピソードを聞いた王小燕はどうにかしてこの活動を多くの人に知ってもらえないかと思い、CCTVの人気トーク番組「実話実説」の番組スタッフにコンタクトをとった。早速、スタッフから関係者を取材したいと快諾の返信をもらい、このプロジェクトでも通訳として制作現場に関わることになる。番組の企画段階から関わることができただけでなく、言葉というツールで中日間の架け橋となることができ、彼女にとっても忘れ難い経験となった。

 

中国語対訳:

“和平之花”紫金草的故事

提到翻译生涯中最难忘的一次同传经历,她说:“我以前有一位日本同事名叫坂东弘美,她父亲曾参加过侵华战争,她认为对于父辈们的罪行,自己这一代人有责任去铭记历史、代为偿赎,将和平延续下去。通过坂东,我了解到了紫金草的故事。二战期间,一位名叫山口诚太郎的日本陆军材料厂厂长,在南京大屠杀发生的第二年去南京视察工作,他看见脚下被野狗刨出的中国士兵的尸体,看见昔日的六朝古都如今满目疮痍。深受触动的山口,从南京的紫金山下采集了紫萝卜花‘二月兰’的花籽带回日本,并为之取名‘紫金草’。为表达对侵华战争的忏悔,祭奠在战争中惨遭屠杀的人们,几十年来,越来越多的人了解了这段故事并为之打动,他们与山口诚太郎一起致力于普种此花,宣扬和平,终于使‘紫金草’开遍了日本列岛。1966年山口诚太郎辞世前特意嘱咐儿子,要将自己寄托在花中的思绪广为传播,铭记那段历史。我想能不能有一个渠道,让更多的国人知道这段故事,便向当时收视率很高的央视节目《实话实说》节目组写邮件推荐了这个选题。很快得到节目组的回信,表示愿意采纳,他们请来了坂东弘美、山口裕等人录制了一期节目,我也顺理成章地担任起同声传译的工作。对我而言,这是一次至今难忘的经历,能够亲身参与到节目的策划,并用语言这个工具架起了中日民间沟通心灵的桥梁,我感到无比充实。”

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