作者紹介

　胡鞍鋼氏は1953年遼寧省鞍山市生まれ。1978～1988年唐山工学院で学士号、北京科技大学で修士号、中国科学院自動化研究所で博士号を取得し、現在中国科学院‐清華大学国情研究センター主任、清華大学公共管理学院教授、博士課程指導教官を務める。1991～1992年米国エール大学経済学部でポストドクターとして研究に従事。1993年マーレイ州立大学経済学部訪問研究員、1997年米国マサチューセッツ工科大学客員研究員、1998年香港中文大学経済学部客員研究員、2000年日本慶應義塾大学客員訪問教授、2001年米国ハーバード大学ケネディスクール訪問教授、2003年初めフランス社会科学・人文研究機関中国研究センター訪問研究員を歴任。

  1985年より周立三院士がリーダーを務める中国科学院国情分析研究グループに参加し、主要研究スタッフとして体系的な中国国情研究に従事し、この新分野における主な先駆者の1人となる。2000年初め、中国科学院と清華大学が共同で設立した国情研究センターの主任に招かれた。同研究センターは国家戦略決定に大きな影響を及ぼす中国トップレベルのシンクタンクを目指して設立された。