中国の所得格差調査①同級生3人の違う運命

タグ: 所得格差

発信時間: 2010-05-24 16:47:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国有金融グループの部門管理者を務める趙剛さんの手取り年収は80万元以上で、住宅手当、自動車手当、書籍購入費、スポーツ関連費、休暇補助金、年金補助、各種の臨時手当などを含めば実際の年収は100万元以上になる。

趙剛さんの高校時代の友人、灿さんは中部地方のある加工企業で働いている。企業の業績はよく、年収は4万元以上でこの地方では多いほうだ。「3分の1を住宅ローンの返済、3分の1を子どもの学費や親の介護に充てている。国は消費を拡大すると言っているが、これだけの収入では無理だ」と、生活の負担が大きいことを主張する。

趙剛さんの小学時代の同級生、王培さんは故郷で農業を営んでおり、暖かくなったら農作業や魚の養殖をし、寒くなったら鉄道に出稼ぎに行っている。1年中働きづめで疲れ果てても年収はわずか2万元程度で、趙剛さんの1週間の給料にも及ばない。

3人の所得差は、現在の国民の所得差が拡大し続けていることを映し出している。(続く)

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年5月24日

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