二、特色ある料理
台湾の特色ある料理は民衆の生活と密接な関連を持つだけでなく、台湾の一般市民の生活や文化を体現するものだ。もし台湾の特色を理解したいのなら、各地の夜店を訪れて特産品を味わうのが手っ取り早い方法だ。台湾は周囲を海に囲まれて海産品が豊富なため、海の幸が料理の主役になることが多い。傷リ仔煎、生炒花枝、海鮮粥、虱目魚湯などの美味しい料理につい食べ過ぎてしまうこともあるだろう。
棺材板
台湾南部の有名な「棺材板」は厚いトーストを3つに切って油でかりっとするまで揚げ、中をくりぬき、鶏肉や鶏レバー、エビ、ニンジン、ジャガイモ、牛乳などを詰めて再びトーストで蓋をして「棺おけ」のような形にしたものだ。熱々を食べるのがおいしい。
食べ過ぎるともたれるため、先ごろ販売店は三分の一ほどの大きさの改良した「ミニ型」を開発。形も四角から細長い形に変わってより「棺おけ」らしくなった。中に詰める具も水分を減らして鶏肉とエリンギになり、歩きながら食べることができるようになった。