米・露・日との軍事提携を強化
中国への牽制のために、インド政府は、兵器購入に巨額を投じるほか、米国、ロシア、日本との軍事提携関係を強めようと努力している。
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ロシアとインドの共同軍事演習「インドラ2010」が10月16日、第99高山歩兵旅団駐屯地のあるインド北東部のウッタラーカンド州で行われた。3連隊(約600人)が各国から派遣され、不法武装集団の捜索、包囲、攻撃を想定した実弾演習が展開された。
また、10月24~27日、3日間の日程で、マンモハン・シン印首相の訪日が予定されている。日本、インドのマスコミはいずれもここぞとばかりに、2国間の協力体制により中国への牽制を行うべきだと騒ぎたてている。中国の台頭を阻むことが、まるで2国間のコンセンサスになっているかのようである。
インドが日本と軍事提携の関係を結ぼうと必死になっていることに関して、インドの政府関係者は「対中国政策が上手くいかないと日本が感じ始めている今、インドがここぞとばかりに日本との戦略関係を強化しつつある。中国の台頭に関しては、日本、米国とも大いに懸念を示しており、米国の同盟国であり、核関連事業の提携パートナーであるインドは、願ってもいない今の機会に日本と防衛ラインを築き、中国の台頭を阻止しなければならない」といった意味のことを述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月4日