軍事大国への日本「新国防派」の野望

軍事大国への日本「新国防派」の野望。 21世紀に突入してから、日本の軍事化は益々エスカレートし、「テロとの戦い」の名のもとに自衛隊の国外活動の制限を突き破った。防衛庁は防衛省へと昇格し、新たな「防衛計画大綱」が発表され、いわゆる「平和憲法」はじわじわと浸食されていった。このような動きの裏では虎視眈々と人々を焚き付け、油を注いでいる黒幕がいる…

タグ: 軍事大国 少壮派 防衛計画大綱  安倍晋三

発信時間: 2010-12-24 09:57:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  21世紀に突入してから、日本の軍事化は益々エスカレートし、「テロとの戦い」の名のもとに自衛隊の国外活動の制限を突き破った。防衛庁は防衛省へと昇格し、新たな「防衛計画大綱」が発表され、いわゆる「平和憲法」はじわじわと浸食されていった。このような動きの裏では虎視眈々と人々を焚き付け、油を注いでいる黒幕が居る。彼らこそ、日本の政界では知らない人は居ない「新・防衛派」である。『世界新聞報』が伝えた。

 

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制約多し 「新国防派」の力に検討の余地あり

 

「少壮派」右翼の集まり

「新・防衛派」またの名を「新・国防派」、彼らは政界の「少壮派」の中でも国防関連の政策に積極的に加担している政治家のことである。「国防派」が注目を浴びるには、日本において国防問題と言うのは比較的デリケートな問題である。そして、どの国にも共通することだが、国防と言うのは国家安全の生命線であるだけでなく、一国の経済をも左右し得る、あらゆる方面に多大な影響を及ぼすものなのである。

従来の「国防派」は基本的には、防衛分野の仕事経験者や従軍経験者、そして自民党の政務調査会・国防部会の会員と3種類議員で構成されている。「新国防派」は新世紀を向かえて以降、世界情勢が大きく変化し、ネオコンが欧米諸国で盛り上がりを見せたその勢いに便乗して台頭してきた右派の議員である。

 

国防転換の黒幕

「新国防派」の代表格は、安倍晋三元首相(56歳)、前原誠司外相(48歳)、石破茂元防衛大臣(53歳)などの政界の著名人が挙げられる。旧「国防派」と比べると、彼らはより過激で極端だ。血眼になって「専守防衛」からの脱却を推し進め、「非核三原則」さえも覆す勢いである。「防衛計画大綱」の改定の背後で糸を引いていたのは彼らである。

実のところ、わずかな手がかりからは、「防衛計画大綱」と「新国防派」の繋がりは見えてこない。実際の改定に携わったのは、首相の諮問機関である「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」だ。懇談会の11名のメンバーのなかには、「新国防派」と深い結びつきのある者が居る。例えば、海上自衛隊の元総合幕僚長である斉藤隆氏や前原誠司外相の恩師である京都大学の中西寛教授などである。他にも、各政党の防衛政策検討小委員会や現役の自衛隊や軍事産業界の権力者が改定に関わっている。

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