◇日本の介入は賢明でない
張氏は、インドが南中国海問題で中国を板挟みにしたいのなら、戦略的に危険だと指摘する。南中国海は中国の核心利益の一つだからだ。中国海軍の実力拡大にともない、同海域の権益を守る力を強めてきた。
日本側は現在、野田佳彦首相の訪中を積極的に調整している。菅直人前首相は在任中の訪中は実現しなかった。野田氏は日中のハイレベル相互訪問を再開したいと考えている。
張氏は「日本は対中関係強化の態度も積極的だが、南中国海問題への介入は賢明でない。日本の新内閣と中国との相互信頼関係構築に不利だ」と述べる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月17日