日本が3つの利益のために南中国海介入 東南アジア諸国は警戒を

日本が3つの利益のために南中国海介入 東南アジア諸国は警戒を。 日本は北東アジア国家で、南中国海問題は東南アジアの範疇に入り、同問題は日本とはまったく関係がなく、日本は域外国といえる。にもかかわらず、日本がこれに熱を上げていることについて、次の3つの利益に目をつけているからに他ならないと軍事科学学会の羅援副秘書長は見る…

タグ: 南中国海 日本 資源 海上 航路

発信時間: 2011-10-14 16:25:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の野田佳彦首相とフィリピンのアキノ大統領は先月、南中国海問題での協力を強化する共同声明を発表した。また、玄葉光一郎外相は今月11日、シンガポール、マレーシア、インドネシアを訪問し、南中国海問題について協議し、意見交換した。日本はどうしてこうも南中国海問題への介入に積極的なのか?

新華社の記者が軍事科学学会の羅援副秘書長を12日に取材した。

◇3つの利益

日本は北東アジア国家で、南中国海問題は東南アジアの範疇に入り、同問題は日本とはまったく関係がなく、日本は域外国といえる。にもかかわらず、日本がこれに熱を上げていることについて、次の3つの利益に目をつけているからに他ならないと羅氏は見る。

(1)経済的利益 

日本はかなり資源に乏しく、これが日本の発展を制約する足かせになっている。南中国海地域には石油の埋蔵量が約230億トンから300億トンと豊富なことがわかっており、世界の4大石油・天然ガスが集まる中心の一つとされ、「第二のペルシャ湾」と呼ばれている。南中国海の石油は日本国民の経済運営におけるエネルギーの需要を解決するのに役立つ。そのため日本の願いは切実だ。

(2)地理的な戦略的利益

南中国海はインド洋と太平洋を結ぶ「のど元」だ。世界で2番目に運航量の多い海上航路である南中国海に日本は非常に依存している。日本の60%の原料輸入と製品輸出はいずれもこの航路を通過し、90%の石油輸入も南中国海を経由する。同地域で産出される液化天然ガスの75%は日本に輸出される。日本は、この航路が中国に押さえられた場合、日本の発展は中国の顔色を伺わなければならなくなり、低迷する経済がさらに悪化すると考えている。この航路は日本の国民経済の命綱であり、へその緒であるといえる。

(3)安全保障面での戦略的利益

日本は南中国海をかき乱すことによって、東中国海や釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題における戦略的圧力を緩和しようとしている。東中国海や釣魚島問題において、日本の圧力は増している。南中国海問題は仲間をつくり、中国を抑えるチャンスを日本に与えた。日本は東南アジア諸国と手を組んで中国に対応し、東中国海、南中国海の両側に勢力を形成し、東中国、釣魚島問題の解決の糸口を見出し、圧力を緩和しようとしている。

◇東南アジア各国は虎を飼って災いを残すな

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