イラン軍が撃墜した無人機
イラン軍が12月4日に撃墜したNATO(北大西洋条約機構)の無人機が話題になっている。スマート技術やコンピュータ技術の発展にともない、無人機の開発が進み、人が操縦する戦闘機に取って代わる勢いにある。対無人機作戦の準備もゆるがせにはできない。『中国国防報』が伝えた。
世界各国はいずれも無人機の開発・配備に力を入れている。米軍はすでに6000機以上の無人機を配備しており、今後さらにこれを拡大する見通した。X-47B無人機を海兵隊の一部またはすべてのF-35戦闘機と交代、極超音速無人機「ファルコンHTV-2」は何度実験に失敗しても諦めず、英仏は先進的な大型無人機に目を向け、英国の「Mantis」、フランスの「nEUROn」はいずれも欧州の先進航空技術の集大成といえる。
日本は米国との共同開発に合意した他、独自でも巡航ミサイル搭載の無人機を開発している。韓国は04年に国産「Night Intruder 300」の大量生産を開始、米国防紙はそのレベルをアジア第一級と評している。米国と敵対するイランは小型無人機の開発に没頭し、米軍空母の「覗き見」だけでなく、かつてイスラエルとレバノンの衝突でシーア派過激組織ヒズボラを手助けしたことがある。