資料写真:日本が開発中の無人機「心神」
中国周辺では関係国や地域が中国に対抗する無人機を明らかに配備している。2010年10月、日本が無人偵察機「グローバルホーク」の調達を検討した際、「中国の軍事力拡大と朝鮮のミサイルの脅威に対応するのが目的」と赤裸々に宣言した。2011年6月、中国軍幹部の訪米で両軍の関係が世界の注目を集めている最中、AP通信は「米軍は現在空母に無人機を配備しているところだ。これが中国の軍事力拡大に対抗する武器となる」と報じた。インド紙は「インドは中国との国境沿いに無人偵察機SearcherⅡと軽量型ヘリコプターを配備し、中国の国境警備隊の一挙一動を監視範囲に組み込み、人民解放軍の国境付近での急速な近代化に対応する」と伝えた。
情報化戦争の形態発展の傾向にしても、直面する現実的脅威にしても、対無人機作戦は現役部隊と予備戦力の目の前に現実的に置かれており、特に無人機のステルス化、高速化、偵察と攻撃の一体化、ミクロ化と大型化にともない、無人機の活用分野は大いに広がり、攻撃型無人機の越境攻撃が対無人機作戦にとって特に重要かつ差し迫ったものとなる。(文=陳啓銀)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月13日