資料写真:APP通信が掲載した中国空母試験航行の衛星写真
現在世界10カ国が空母を保有しており、ロシア、ブラジル、タイは各1隻、フランス、英国、インドは各2隻(うち就役中の空母1隻、予備用1隻)、イタリア、スペインは現役空母を各2隻で、米空母が最も多い。北京の空母計画が順調にいけば、2016年までに中国は世界第2の空母大国となる。
中国の指導層が海軍に提示した包括的任務は、積極的に遠洋海軍を発展させ、防衛区の拡大を図り、太平洋海域における軍事的存在を拡大し、第二列島線を自由に出入りすること。中国海軍の発展構想によれば、3大艦隊以外に遠洋における大規模な任務を実施するため、強力な潜水艦部隊に加え、空母も配備した第4の艦隊を創設し、中国海軍の太平洋海域における日常パトロールを確保しなければならない。西側の軍事専門家は、中国海軍の計画が実現すれば、中国は相当強力な遠洋海軍を擁し、地域の戦略的パワーバランスが中国にとって有利に変化するだろうと指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月19日