解放軍報:支持を得るのは難しい「米日+1」構想

解放軍報:支持を得るのは難しい「米日+1」構想。 日米の主流メディアは近ごろ、「アジア太平洋地域の情勢は火薬のにおいが濃くなってきた」といった論説を大きく伝え、「米日+1」の新戦略で新たな情勢の変化に適応する必要があると強調している。この新戦略は誰にかかっているのか…

タグ: アジア 太平洋 日本 米国 NATO フィリピン 

発信時間: 2012-05-24 16:07:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日米の主流メディアは近ごろ、「アジア太平洋地域の情勢は火薬のにおいが濃くなってきた」といった論説を大きく伝え、「米日+1」の新戦略で、新たな情勢の変化に適応する必要があると強調している。中国軍の機関紙「解放軍報」が伝えた。

いわゆる「米日+1」とは、「米日+韓国」、「米日+フィリピン」、「米日+ベトナム」のほか、オーストラリア、インドネシア、インドなどと協力し、日米同盟を主導とする、「三日月形」の中国包囲網を形成することだ。

シカゴで開催された北大西洋条約機構(NATO)サミットに今回、日本や韓国、オーストラリア、ニュージーランドの首脳が招かれたのは偶然ではない。米国防省が発表した「中国に関する軍事・安全保障報告書」では、「中国の軍事脅威論」が強調され、この新戦略構想に向けた世論をつくった。

いわゆる「米日+1」はいってみれば、新時代の新種にあたる「アジアのNATO」のことだ。冷戦終結後、米国はずっと「アジアのNATO」構築を画策してきたが、なかなかそういう雰囲気をつくれないでいる。日本も中国周辺に「平和と繁栄の弧」をつくろうと提案、昨年、日米の主流メディアは「アジア-1」同盟で中国に対抗しようとしたが、どれもあとかたもなく消えた。現在、日米はまた手法を変え、「米日+1」を企てているが形は変化しても本質は変わることがない。

この新戦略は誰にかかっているのか?東南アジア諸国連合(ASEAN)か?インドネシアのユドヨノ大統領は昨年のASEANサミットで、「今では単一の国が世界を管理するのはふさわしくない」と強調し、オバマ米大統領に冷や水を浴びせた。今年に入ってシンガポールのシャンムガム外相は、「米国が中国を封じ込めるのはムリだ。(米国の中国封じ込めは)本地域の国から支持を得るのは難しいだろう」と言明した。

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