日米共同声明に込められた3つの意味

日米共同声明に込められた3つの意味。

タグ: 日米共同声明 野田 オバマ 

発信時間: 2012-05-03 16:39:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の野田佳彦首相は2日、公式訪米の日程を終えて帰国した。訪米中、野田首相はオバマ米大統領とホワイトハウスで会談し、双方は日米同盟を強化する意向を再確認し、共同声明「未来に向けた共通のビジョン」を発表した。

中国社会科学院の国際問題専門家、張国慶氏は、日米共同声明に3つの意味が込められていると分析する。

1つ目は日米関係の強化。日米両国が経済または地政学的な政治に困難に直面した際、極めて密接な関係にある両国の態度は状況を打開する大きな助けになる。2つ目は日本が米国の「アジア回帰」を歓迎していること。3つ目は中国に関わることだ。中国は日米が避けることのできない国で、中国の発展に関わり、さらに危機や試練に対処することは両国にとって重要なことだ。そのため、日米は中国の台頭を認め、正面衝突せず、中国との関係発展を図りながらも堤防を作り、中国の戦略的な台頭がもたらす恐れのある影響に備える必要がある。

国際時事評論家は、「今回発表された共同声明に『中国』の記述は見当たらないが、具体的な内容を見ると、すべて潜在的なターゲットである中国への対処を目的としていることがわかる」と分析した。

「中国の声」(China National Radio)の特約オブザーバー葉千栄氏は次の見解を示した。日本メディアは、今回の日米共同声明で初めて明確にされた「中国に国際規範遵守を求める」という部分を強調し、数日前に日米両国が発表した中期防衛力整備計画にも触れた。この計画で日米はグアムの北にある北マリアナ諸島に両国が共有する訓練基地を設置することを決め、日本はこれに資金を提供することになっている。また、グアムに移転する予定だった在沖縄米海兵隊をグアム、オーストラリア、ハワイに分散配置するのも中国に向けたものである。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月3日

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