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東郷和彦・元外務省欧亜局長はこのほど、釣魚島(日本名・尖閣諸島)を巡る中日の争いが、戦争に発展する可能性もあると示唆した。元外交官の東郷氏によるこの発言は率直であるが、実際、日本はとっくに中国に対して諜報戦を開始しており、中日の海上戦に向け情報収集を盛んに行っている。日本の戦争に向けた積極的な構えは、当時の甲午戦争(日清戦争)の開戦前を彷彿とさせる。香港『太陽報』が7月6日付で伝えた。
日本の軍事雑誌『世界の艦船』はこのほど中国海軍の実力をまとめ、中国の現役艦の性能と数量を詳細に分析した。さらに配備前の訓練用空母「ワリャーグ」を全面的に紹介し、日本による情報収集能力の高さを示した。公開されている資料のみでもこれほど詳細であるのだから、防衛省が中国の軍事情報をどこまでキャッチしているかは、まさに未知数である。
防衛省は釣魚島を巡る戦争について、3つの計画を作成したとされている。これまで日本は中国に対して諜報戦を開始しており、中国の軍事・政治・経済に関する情報が、絶えず防衛省に集まっている。日本はさらにスパイを新疆ウイグル自治区等に派遣し、違法な測量を行い、中国の核兵器に関する情報を収集している。日本の情報治安部門は中国海軍に業務の重点を置き、手段を選ばず諜報活動を実施している。