NSAの元高官は、「TAOの任務は非常にシンプルだ。海外の目標とされるコンピュータおよび電気通信システムに侵入し、パスワードを解読し、コンピュータを保護するセキュリティシステムを解除する。それからハードディスクに保存されているデータを盗み、すべての情報とデータを複製後、Eメールやショートメールによりデータを伝送し、情報資料収集の目的に達する」と語った。オンラインニュースサイトの米Business Insiderは11日、「これは耳に新しいことではないだろう。米セキュリティ会社Mandiantは、中国がこれにより米国にサイバー攻撃を仕掛けていると非難しているからだ」と報じた。情報によると、TAOはNSA情報理事会で最大かつ最も重要な構成部門であり、1000人を超える軍隊・民間のハッカー、情報アナリスト、目標設定の専門家、コンピュータのハード・ソフトの設計士、電気系エンジニアなどが在籍している。ハッカーは毎週7日間、24時間で交代勤務している。
TAOは今やこれほど重要になっており、これ以上隠し続けることは事実上不可能だ。中国政府は確かにTAOの活動について知っており、証拠を発表すると脅迫している。そのため米中首脳会談で、オバマ大統領はサイバー攻撃問題で、中国に強い圧力をかけられなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月13日