米朝首脳会談が取り消し 半島情勢に衝撃を与える

米朝首脳会談が取り消し 半島情勢に衝撃を与える。

タグ:トランプ 核実験 非核化 軍事演習

発信時間:2018-05-25 10:19:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



 トランプ米大統領は木曜日、6月12日にシンガポールで予定されていた朝鮮の指導者・金正恩氏との会談の取り消しを発表した。この決定は朝鮮が同国唯一の核実験場を爆破してから数時間後に発表された。


 トランプ氏は金正恩氏に宛てた公開書簡の中で、朝鮮側が最近の声明で極度の憤りと公然たる敵意を示したため、この時期に朝米首脳会談を開くのは不適切とした。トランプ氏は「延期」とはせず、「シンガポール会談が開かれることはない」と厳かに表明した。


 朝鮮は現地時間24日午後、外国人記者に見守られながら、同国北部の豊渓里核実験場を爆破した。これは朝鮮の非核化の目標に向けた実質的な一歩とされている。


 豊渓里核実験場は朝鮮唯一の核実験場であり、6回の核実験はいずれもここで実施された。朝鮮は国土面積が狭く、自然条件の制限もあるため、科学者らは新たに核実験場を作るのは困難としている。豊渓里核実験場の使用再開は、想像を絶する作業量となる。


 朝鮮が核実験場を爆破してから数時間で、トランプ氏は会談取り消しを公表した。この時間差は朝鮮から「意図的」と判断され、朝鮮側の憤りを募らせた可能性がある。


 豊渓里核実験場の廃棄は、朝鮮が外部世界との対抗から融和に向かう誠意を示すものとされている。朝鮮はすべての核実験と中長距離ミサイルの試験発射を停止すると発表しており、さらに核実験場を廃棄し、国際社会にさらなる決意を示した。核実験の停止と核廃棄は同じことではなく、半島の非核化はさらに長い道を歩まなければならない。しかし朝鮮はすでに半島非核化の目標を公然と支持しているため、この態度の変化は広く歓迎されている。


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