住友商事の中国事業の歩み 北川信夫会長取材 

人民網日本語版  |  2008-05-30

住友商事の中国事業の歩み 北川信夫会長取材 。

タグ:住友商事 北川信夫 中国 

発信時間:2008-05-30 16:22:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

──データが示しているように、昨年、中国は日本にとって最大の貿易相手になり、日本も中国にとって三番目の貿易パートナーとなりましたが、いま、二国間貿易ではどのような分野で相互利益を実現しましたか?

先ほど触れたように、日本の企業は中国で投資するにあたって、明らかにその政策方針を変えています。ですから、中国で作って、作った製品をこの大きくなった中国国内市場で販売するというようになっています。これは中国にとっても、日本にとっても、大変重要な動きの変化だと思います。

日本から中国への直接投資は、この2、3年、20%ずつ減少しています。でも、これはあまり心配することはないと思います。というのは、大型投資、例えば、自動車、半導体、液晶産業、IT産業など、非常に大きな額を伴う大型投資が行われましたが、それが一循したわけです。投資が膨らみ、その後、一循したため、減ってきています。これは当たり前のことであって、今後また新たな投資が必ず増えていくと思います。

今後は、中国が最も期待していて、日本が非常に協力できる分野はやはり環境と省エネルギーで、この分野でどのような取り組みができるかがこれからの課題だと思います。正直言って、外の景色を見ればわかるように、空気が悪いです。日本も、1960年代はこんな空気でした。環境問題がものすごく大きな問題になりました。その後、環境への取り組みがスタートし、すでに40年の時間が経ちました。今、日本に行ったら分かるように、空気も、水も、海もきれいです。でも、ずっときれいだったのではなくて、産業が勃興したときの環境への配慮が不十分で、汚かった時期はあるのです。今の中国と同じだと思います。ですから、これには時間がかかります。1年、2年ではきれいになりません。30年、40年、100年の取り組みなのです。今から早くスタートして一歩一歩やっていくことによって、この空気も、川も必ずきれいになります。

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