日本はどこまで沈むのか

日本はどこまで沈むのか。 中国は今年8月に日本を抜いて世界第二の経済大国となった。日本の不動産価格も1974年の四分の一の水準まで落ち込んでいる。いまや、ドイツをはじめとする工業国家は日本を参考としてそこから教訓を学ぼうと考えている。つまり、日本が1991年に迎えた危機とそれに続く長期的衰退のような事態ををいかにして避けるかである…

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発信時間: 2010-11-29 11:03:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

・長くつづく衰退

日本の衰退は1980年代に始まった。当時日本は経済が活発になりすぎていたため、アメリカからの圧力で日本円を引き上げざるをえなかった。その結果として輸出価格が大きく膨れあがり、日本政府は輸出での損失を補填するために経済に大量の資金を投入した。日本銀行も最高貸付利率を大幅に引き下げた。

見せかけだけの繁栄に乗せられて、日本政府は株式市場と不動産市場に投資をした。株式市場と不動産産業はスポンジが水を吸うかのように安価な外国資金を吸収し、1986年から1989年の間に日本の不動産価格は3倍に跳ねあがった。当時まことしやかに語られた神話的な噂がある。「日本の地価がピークの時期、東京一つの値段でアメリカ全土が買えた」「国土が狭くて成長需要を満たせないから、日本の開発業者は海と月を開発しようと考えはじめた」というものである。

ところが、日本円に関して金利裁定取引の余地が日を追って縮小していくのを見て国際資本が利益を持ち逃げし始めると、日本銀行はこの「繁栄」に不安を感じ、利率を引き上げだした。これも東京株式市場と不動産価格の暴落の一因となった。以来、日本は新たな経済刺激策を幾度となく提示して自国の保身につとめたが、その過程では他の工業国家を上回る負債が生み出された。

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