浙江人の「春節送金ラッシュ」、銀行が大賑わい

浙江人の「春節送金ラッシュ」、銀行が大賑わい。

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発信時間: 2011-02-01 11:25:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

浙江省の商人は金には余裕がある。しかし温州市は投資不足で困っている。当地のアナリストによると、春節時を中心に外から送られてくる資金は温州市を通過点にしているだけに過ぎず、すぐに外へ流出してしまう。不動産、石炭、綿花、株式、油井、ベンチャーキャピタルファンドへの投資など、温州の資本は郷里にはあまり投資されず、現地政府は頭を悩ませている。

温州市はいま、資本流出の苦渋を味わっている。目下、インフラ建設、産業の高度化、都市管理、都市部と農村部の一本化、生態保護などを急ピッチで進めているところであり、資金がたいへん必要である。しかし、対外投資の際に温州の企業をシェルカンパニーとして融資を行う温州人が増えているため、当地の資金の大量の流出をまねいている。また、生産要素資源の集中が十分ではないため、温州市の金融機関はその名声に匹敵する創造力が足りない。持続的な活水が欠乏し、貯水池を波立たせるのは難しいのだ。

同省の金融部門の関係者は、温州市の資本の貯水機能を再建するためには、社会全体の環境づくりのほか、金融面の整備も必要だと指摘する。

第一に、地方の一級法人金融機関を育成し、全国、ひいては世界各地から多くの金融企業、投資財団、民間資本、サービス機関、仲介組織を引き付け、温州市が多層的な金融構造を形成し、金融資源を集め、レバレッジ効果を発揮するよう促す。

第二に、金融商品の刷新を推進する。金融機関が林権抵当、農家抵当、海域権抵当、商標権・特許権抵当貸付等の新しい業務に力を入れるよう導き、「大金融商品」の刷新にも着目する。

第三に、民間の投資ルートを広げ、豊富な社会資本や新規貸付が実体経済やベンチャーキャピタル、産業投資に向うよう導く。政府は国有企業の再建によってハード環境をつくり出すと同時に、各種制度の刷新によって「古いものを淘汰し、新しいものを促進する」ことを目指す現代的な市場経済体制を構築する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月1日

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