東日本大震災は世界のインフレにどのような影響を与えるか

東日本大震災は世界のインフレにどのような影響を与えるか。 東日本大震災の発生により日本は危機に直面している。地震と津波は町を破壊し、大量の死亡者を出した。さらに深刻な事は、原発事故による放射能漏れが日本中に見えない不安を与えていることだろう。今回の地震は、日本そして世界経済にとっても大きな災難である…

タグ: 日本 地震 インフレ

発信時間: 2011-05-17 16:38:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

一、莫大な政府の債務。一般的に、経済が衰退すると、先進国の政府はGDP約5%の資金を投じて、経済を安定させようとする。その結果はというと、2008年以降、如何なる民間部門(企業・家計)のデレバレッジングも増え続ける債務を食い止めることができなくなり、政府は毎年巨額の赤字を出すこととなった。その中でも、深刻なのが、アメリカ(IMFはアメリカの2011年財政赤字はGDPの10%になると予想している)、日本(同9%)、イギリス(同8%)である。

二、低い金利。経済の衰退を食い止めるため、先進国の中央銀行はバランスシートを大幅に拡大し、新たな流動性を確保する。このような通貨政策は、金利水準を低くし、その結果、新たなバブルが生まれやすい環境を形成する。

三、アンバランスな世界の貿易と外貨準備。現在、貿易のアンバランスが深刻となっている。日本、ドイツ、中国、そして石油輸出国は大幅な貿易黒字であるのに対し、アメリカ、イギリス、スペイン、ポルトガル、ギリシャは主要な貿易赤字国となっている。このようなアンバランスの下、貿易黒字国は大量の外貨準備を保有し、赤字国家は債務を拡大させている。これにより、次なる金融危機の潜在リスクが生まれている。このようなアンバランスは、黒字国(例えば中国)と赤字国(例えばアメリカ)による為替政策の衝突を引き起こし、最終的に、貿易関係を悪化させてしまう。

     1   2   3   4   5   6   7    


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。