中国社科院「2011年日本経済の成長率は1%~2%」

中国社科院「2011年日本経済の成長率は1%~2%」。 5月31日、中国の全国日本経済学界、中国社会科学院日本研究所、社会科学文献出版社が共同で開催する「2011年日本経済白書発表会」が北京で行われた。同発表会では、日本経済および日中経済協力の現状と展望について議論が交わされた…

タグ: 中国社科院 2011年日本経済

発信時間: 2011-05-31 11:59:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「青書」では、2010年の日本経済は回復を見せたが、アンバランスだったと指摘されている。例えば、四半期ごとの成長率がアンバランスなこと、各種経済指標が示す成長がアンバランスな事、外需と政府による経済対策が景気の動向に大きく影響していることなどである。

また、「青書」では、「日本経済は最も苦しい時期から脱却し、回復を見せているが、2008年の水準にまでは回復していない。円高、インフレ、失業率の上昇など不透明な要素が多く、日本経済は各種の問題に直面することになる」と指摘されている。しかしながら、世界経済に大きな混乱が発生しなければ、日本経済は回復を続けるだろうとしている。

「青書」はその理由について次のように分析している。

一、 日本政府と中央銀行が財政対策を簡単に解除しないこと。長期にわたる不況を経たものの、日本の経済力は弱まっておらず、日本は短期間内に財政政策の実施を中止することはない。日銀のここ数年の政策からみると、超緩和政策を簡単に解除することはなく、少なくとも消費者物価指数(CPI)が1%以上の成長を見せるまでは、ゼロ金利政策を解除することはないとみられる。

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