中国農村の貧困扶助開発の新たな進展

中国農村の貧困扶助開発の新たな進展。

タグ: 中国農村 貧困扶助 進展 国務院

発信時間: 2011-12-19 12:10:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

三、特定項目の貧困扶助

中国政府は収入が貧困扶助基準以下の人口を貧困扶助対象とし、貧困人口が集中する中西部の旧革命根拠地、少数民族地区、辺境地区および特別貧困地区を貧困扶助開発の重点区域とし、これらの地区で592の国家貧困扶助開発活動の重点県に重点的扶助を与えることを確定した。中央と地方各クラスの政府は特定企画を策定し、特定資金を振り当て、資源を集中してこれらの地区のインフラ施設を整備し、優位性、特色のある産業を発展させ、社会のサービスシステムを整備し、人びとの資質を向上させている。東部および中西部とその他の地区の貧困県、郷、村は、主に地方政府が扶助の責任を負っている。

10年来、中央と各クラスの政府は財政支出の構造をたえず調整し、貧困扶助に対する財政投入を徐々に増やしている。財政投入は2001年の127億5000万元から2010年の349億3000万元に増え、年平均11.9%増加し、10年で累計2043億8000万元を投入したことになる。そのうち中央財政が振り当てた貧困扶助の資金投入は、100億200万元から222億7000万元に増え、年平均9.3%増加し、10年で累計1440億4000万元投入したことになる。財政貧困扶助資金の分配は重点への傾斜の原則を具現している。10年の累計で国家貧困扶助開発活動の重点県と各省自らが確定した貧困扶助開発活動の重点県に1457億2000万元投入し、総投入額の71.3%を占め、県平均で1億3600万元投入したことになる。10年で22の省(自治区、直轄市)に中央財政貧困扶助資金をあわせて1356億2000万元、そのうち西部の12の省(自治区、直轄市)に877億元割り当てた。

村全体の貧困扶助開発の推進を実行している。貧困地区の経済、社会の全面的発展を促すため、2001年に国は全国において14万8000の貧困村に、基本的な農地、人間と家畜の飲料水、道路、貧困農家の収入、社会事業などの内容を含む貧困扶助企画を村ごとで策定し、さまざまな支農恵農(農業をサポートし、農民に実益をもたらす)資金と貧困扶助特定資金を整理、統合し、統一的に割り当て、年度ごとに分けて実施し、困窮者の増収、インフラ施設のグレードアップ、社会公益事業の発展、大衆の生産と生活条件の改善を実現する目標に全力で取り組むことを確定した。2010年末までに、12万6000の貧困村で村全体の振興政策をすでに実施し、その中で、国家貧困扶助開発活動の重点県の旧革命根拠地、比較的人口の少ない少数民族居住区と辺境に最も接近した地区の貧困村の村全体の振興をほぼ達成した。

 

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