農村の老朽家屋の修繕改造を行う。2008年から、農村貧困者の基本的な住居安全問題の解決をめざして、農村の老朽家屋改造のテストを組織し推し進めている。3年らい、国は累計で117億元の補助資金を振り当て、203万4000世帯の貧困農家が老朽家屋を補修することを支援している。2010年まで、全国の陸地続き辺境県、西部地区の県、国の貧困扶助開発活動重点県、国務院が西部大開発政策を受けることを確定した県と新疆生産建設兵団•農場をカバーしている。
科学技術による貧困扶助を展開する。大学、科学研究院(所)を拠点とする部門を組織し、実践の経験がある専門家と中・青年の知識人によって構成される科学技術開発チームを派遣し、また貧困扶助開発活動重点県に科学技術の副県長を派遣し駐在させ、科学技術による貧困扶助企画の研究と策定に協力し、科学技術開発プロジェクトを選定し、先進的実用技術の導入、技術の育成訓練を組織し、産業の発展においてカギとなる技術問題を解決し、貧困地区における産業開発の技術レベルを引き上げている。貧困地区で科学技術特派員の農村科学技術の創業行動を推し進め、科学者、技術者と農民が協力して利益共同体をつくることを奨励し、創業とサービスを進め、科学技術、情報、資本、管理などの現代的生産要素が貧困地区に集まるよう導き、地元の経済社会発展と農民の収入が増え豊かになることを促している。
貧困地区の社会事業を発展させる。健全な農村の義務教育経費保障メカニズムを構築し、困窮生徒の助成に力を入れ、貧困地区の教育負担を減らしている。中西部農村の中学校校舎改造プロジェクト、全国の小中学校校舎安全プロジェクトと農村の義務教育への取り組みが遅れている学校の改造計画を実施し、宿舎、食堂と必要なインフラ施設の整備を強化し、学校運営の条件を改善している。農村の小中学校における現代的遠隔地教育プロジェクトを実施し、都市・農村と地区の間の質の高い教育資源をともに享受することを促進している。農村の三クラスの医療衛生サービスシステムの構築を強化し、国の貧困扶助開発活動重点県・郷・鎮の診療所、村の診察室の整備を進めている。無料で農村向けの医学生を育成するプロジェクトを実施し、郷・鎮の診療所およびそれ以下の医療衛生機構を重点とし、医療・衛生分野の人材を育成している。資格のある郷・村の医師と助産師を育成する力を強化し、医療衛生専門の大学卒業生が郷・鎮の診療所に務めることを奨励している。政府は新しいタイプの農村合作医療に加入する費用に対する援助の力をさらに強めている。健全な人口と計画出産のサービスシステムを構築している。農村の計画出産家庭を奨励する貧困扶助制度を全面的に実行し、西部地区の計画出産「少なく生んで速く豊かになる」プロジェクトの推進に力を入れている。農村の公共文化サービスシステム構築を強化し、郷・鎮の総合文化ステーションの整備に努め、全国文化情報資源をともに享受するプロジェクト、郷への書籍寄贈プロジェクトをくりひろげ、ラジオ・テレビの「村村通(すべての村をカバーすること)」プロジェクト、農村での映画放映プロジェクト、「農家本屋」プロジェクトを展開している。